働く先輩インタビュー
2014年入社
製造課 成形2班 浜松湖北高等学校出身
新卒で入社。半年間はシステム課で勤務し、その後組立係に配属。部品の組立業務に取り組む。
技術課に異動。お客様の要望に沿って部品の図面作成などを行う。製造現場と設計の両方を経験し、社内でも珍しいキャリアステップを歩み始める。
調達課に異動。製造に必要な材料の仕入れや在庫管理を行う。
製造課に配属され、製品の製作や業務効率化のため管理業務を行う。
オートバイのエアクリーナーに関連する製品・部品の製造を行う、『製造課成形2班』という部署で、製造工程のマネジメントを担当しています。
具体的には、作業担当者が仕事をしやすいようにサポートを行ったり、生産計画を立てたりというのが主な業務内容です。最近はチームを束ねる班長の役割も勉強中で、少しづつですが、班を取りまとめることも経験させてもらっています。
ちなみに、エアクリーナーの関連部品や製品は、射出機、振動溶着機、赤外線溶着機という特殊機械を用いるのですが、これらが揃っているのは、弊社以外にほとんどないかもしれません。
きっかけは友人にヤマト製作所を教えてもらったことですね。
もともとオートバイのエンジン音が大好きで、YouTubeで関連動画を観たり、自宅近くにあるオートレース場に足を運んだりしていて、バイク業界で働くことにものすごく惹かれていたんです。そのことを知っていた友人が「こんな会社があるぞ」と教えてくれました。
当初は会社そのものよりもオートバイ製造に携われることに魅力を感じるばかりでした。ところが面接時に「今後の事業拡大のために社員教育に力を入れて、若手を育てていきたい」という言葉を聞いたことで、改めて会社に対して意識が向き、面接全体を通して、「ああ、ここなら大好きなバイクに関わる仕事をしながら、自分らしく活躍していける」と確信めいたものを感じて、入社を決意しました。
製造業という分野では、主に機械を用いて加工作業を行います。機械はそもそも決まった動作や、技術者が設定した作業を正確に処理していくものです。しかしそれが完璧ということではありません。一般家庭における家電同様に、工場機械も予測できないトラブルを起こすことがあります。
そうしたトラブルにより、長時間・長期間にわたって作業がストップしたら、当然納期は遅れますし、大幅な生産性低下につながります。この場合、迅速にトラブルを解決することを眼目に置いて、チームで協力して原因を探ることはもちろん、過去事例をもとに対処方法を検討・立案して試していくのと並行して、製造スケジュールの調整を行うなどしていきます。正直言えば途方もなく大変ですが、乗り越えたときはみんな成長を実感しますし、大きな充実感を得ることができます。
配属されたばかりの頃は本当にわからないことだらけでしたが、トラブルに対する経験値を積めば積むほど対処もスムーズになり、製品を作り上げるまでの全体像も見えるようになりました。すると、もっといいものを作りたい意欲や効率的な製造にはどうしたらいいかという興味が湧いてくる。このことがますます仕事を面白く感じさせてくれていると思います。
個人としての目標は、機械の知識をさらに身につけることですね。
現在、業務で使用している射出機には公的な検定試験があって、その合格に向けて日々学習を積み重ねています。
そして所属する成形2班としては、クオリティを維持・向上させながらも作業効率を上げることを目標にしています。弊社には3つの成形班があり、社内で生産性向上の事例発表会が定期的に開催されるのですが、そこで良い発表ができれば全班の生産性向上にもつながっていくことはもちろん、チームメンバーの評価にもつながっていきます。マネジメントする立場としては、そこを意識して引き続き努力を重ねていきたいですね。
誰もが知っているであろう、日本を代表するオートバイメーカーの部品製造に関わっていること。そのことに非常に大きなやりがいや誇らしさを、社会人として、ひとりのオートバイ好きとして、とても強く感じています。
国内大手のメーカーとの取引も数多くあり、納期によっては非常に忙しく、時間に追われて大変なときもありますが、弊社特有の人間関係の良さが支えになり、安心して業務を遂行できています。
仮にミスをしても、笑い飛ばしながら一緒に解決方法を模索してくれる先輩方がたくさんいます。わからないことは丁寧に教えてくれます。後輩たちのひたむきな姿から刺激を受けることもあります。
ヤマト製作所という会社は、全体が活気に溢れ、「頑張ろう」という意欲が自然に湧いてくる場所です。ものづくりに興味がある方は、ぜひ弊社を見学に来てみてください!