新規事業/骨接合疑似プレート

新規事業について

弊社では特にプラスチック加工に高い専門性を持っており、その技術を生かして医療の分野で新規事業をスタートしています。
今後はこれらの事業を更に拡大し、ヤマト製作所の次世代を担う柱として展開して参ります。

骨接合疑似プレート(特許申請中:特開2022-53774)

骨接合疑似プレート

手首骨折の手術に用いる骨接合プレート(チタン製)選定用の医療器具を、レントゲンに写る特殊プラスチックで製造。

手首骨折の手術で金属のプレートを埋め込む際、製造されている複数の形状やサイズの中から患者に適したものを選定しなければなりません。従来はチタン製の骨接合プレートを複数枚患者に装着しレントゲン撮影を行って選定していたため、高額なプレートを再滅菌しなければなりませんでした。

そこで、金属に比べて安価なプラスチックに着目し、費用を抑えつつレントゲンにも写る「骨接合疑似プレート」を開発しました。
本来プラスチックはX線を透過するためレントゲンに写りませんが、造影剤を混ぜることでこの課題を解決。更に、厚さや造影剤の量を調整することにより、レントゲン写真に半透明で写るよう調整することも可能となりました。
費用を抑えつつ、より良い医療にお役立ていただけるよう、特許を申請し生産体制の構築を進めています。

レントゲンでプレートの厚みを調整
造影剤の濃度、プレートの厚みでレントゲンへの写りを調整するサンプル素材を撮影した様子。
レントゲンに写る骨接合疑似プレート
造影剤入りプラスチックで作った骨接合疑似プレートを装着し、レントゲン撮影を行った様子。

使用方法

レントゲン撮影しながら、数種類ある骨接続疑似プレート(プラスチック製)の中から患者の骨にあったものを選定する。
選定したものと同じ形状の骨接続プレート(チタン製)を患者の骨に固定する。

形状・左右・サイズ等

現在、2つの形状に対して、3サイズ・左右分を展開し、計12種類を製造しています。
最も需要の多い手首用から開発・製造を進めていますが、今後は市場のニーズを鑑み他の部位用の器具の開発を進める計画です。

骨接合疑似プレートの大きさ
骨接合疑似プレートの形状

この製品についてのお問合せ

この製品の詳細・導入についてのお問合せは、「骨接合疑似プレートについて」と明記の上、以下よりご連絡ください。
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